美味しい日本酒の探し方
初心者必見!知っておいて損しない美味しい日本酒の探し方を伝授!
美味しい日本酒が飲みたいけれど、どうやって探せばいいかわからない。普段から美味しい日本酒を飲み歩いている方であればいいのですが、初心者の方の場合、何を基準に日本酒を探せば良いのか分からない、ということがあります。
今回、ここでは初心者でも分かる、美味しい日本酒の探し方を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
●タイプで選ぶ
日本酒とひとことでいっても、さまざまなタイプがあります。例えば、純米大吟醸と本醸造という二つの種類は、同じ日本酒ですが全く別ものといっても良いでしょう。
まず、美味しい日本酒を探す時には、そのタイプを絞って探すことが必要となります。日本酒は、「純米酒タイプ」「本醸造酒タイプ」の二種類に大別されています。純米タイプは、原料が「米と米麹、水」でつくれており、本醸造酒タイプは「米と米麹、水、醸造アルコール」によってつくられています。
純米酒タイプは、スッキリと爽やかで淡麗な味わい、本醸造酒タイプはどっしりと旨味を感じる味わいとなっており、どちらの味わいが自分の好みに合致しているかを考えて選ぶとよいでしょう。
●日本酒にこだわっているお店に行く
美味しい日本酒を探す時、実は場所選びが、かなり重要です。コンビニ、大手商品を扱うスーパーでも良いでしょうが、やはり思い出に残る美味しい日本酒に出会うには、日本酒の品揃えや知識を持っているスタッフがいる店鋪へと赴くことをおすすめします。
自分がある程度、日本酒の知識が豊富であれば別ですが、分からない時はどんどんスタッフに聞いてみるべきです。
例えば、ワインにはソムリエがいますが、彼らはお客の要望に合わせて数百種類あるワインを選び出します。
酒屋のスタッフに関しても、難解酒クイズの当てっこ大会をしにくるようなお客は求めておらず、初心者でも美味しい日本酒が飲みたいという方のために、しっかりと知識を蓄えて対応してくれているのです。相手はプロですので、怖がらずにどんどん質問してみてください。
●地名にはあまりこだわらなくて良い
「酒といえば、東北!」のように、酒どころの日本酒を無条件で選ぶ方もいますが、日本酒に関しては相当マニアックにならない限り、あまり産地にこだわる必要はありません。
その理由ですが、日本酒は殆どの場合は杜氏といった酒造りを行う人々の腕前で決まります。ワインの場合、ブドウの個性を引き立たせる醸造法が求められるため、ブドウの育った環境が味に多大なる影響を与えます。
一方、日本酒は米の香りはさほど関係なく、フルーティーさを狙った香りを出すためにさまざまな酵母が用いられ、狙った香りに仕上げられます。つまり、その日本酒を仕上げた杜氏の力量や、蔵元が狙った味わいが味の違いなるわけです。
このような作りの違いがあるため、新潟県と愛媛県のお酒が決定的に違うということはなく、大切なのはその蔵元がどういった味を大切にしているのかということです。
●自分の好きな味を知ること
美味しい日本酒の探し方の手っ取り早い方法は、さきほどもお伝えした通り、店鋪スタッフにどんどん質問をすることです。日本酒は、純米大吟醸から大吟醸、特別純米酒、本醸造、特別本醸造といった感じでタイプがあることはお伝えしました。
さらに、そこから「あらばしり」「中取り」「責め」「ひやおろし」「生詰め」「生酒」「新酒」など、工程の違いによって恐ろしいほどの種類が用意されています。これがマトリックスのように、「純米大吟醸 中取り ひやおろし」とい組合わさっていくと、もう初心者が自力で一から探すのは至難の技となります。
とはいえ、美味しい日本酒を探すポイントは、知識も必要かもしれませんが、「自分が好きな味」を知ることからです。例えば、純米大吟醸、純米酒、本醸造と数種類違うタイプの日本酒を自宅で飲み比べましょう。
そこで、自分が美味しい、と感じたタイプの味わいを決め、その味からいろいろな銘柄を試してみるのです。美味しい日本酒を探す旅は、まずは自分の好みを知ることからスタートさせましょう。
●自分のお気に入りの酒をみつけよう
日本酒は、世界的に見ても最も複雑な工程を経て作られる、日本が誇るべき醸造酒です。それだけ、素晴らしい職人たちがつくる酒ですので、美味しいうんぬん、市販されているものでまずい日本酒は存在しません。
まず、タイプを知り、自分の好みを味を知り、それをスタッフなどに言って探してもらい、そこから自分の力で日本酒の世界を広げていくと良いでしょう。
自分のお気に入りの日本酒が見つかった時の喜び、感動は一生忘れられない思い出となります。早速、日本酒を買いに酒屋さんにでかけましょう。